クスール学生塾

学生塾の様子

「意欲のある学生に無料で技術を教え、育てよう」というクスールの新しい取り組み「クスール学生塾」が、先日最終回を迎えました。1日5時間×11回。週イチなので約3ヶ月にも渡るロングコースでした。受講された皆さん&講師の皆さん、お疲れ様でした!

学生塾が生まれた背景やカリキュラム、授業の様子などは、クスールブログに書いてますので、それをご覧いただければと。

ちなみに僕は、第1回のJS基礎の授業を担当しました。

基本的な構成は普段の一般向けの講座と同じで、座学+作品制作。考えて、自分で手を動かすことで、身に付けてもらうスタイルです。

JavaScriptは授業でやったから大丈夫です!という人も、じゃあそれをどういう風に使ったら自分のやりたいことが実現でるのか、ということになると手が止まってしまうことも多く、実践でプログラミングを学んでいくことの大切さを改めて感じました。

とはいえ、授業を重ねるにつれ理解度が増してきて、自分の作りたいものが少しずつ見えてくるようになるとテンションが上がったり、でもなかなか実装が進まなくてテンションが下がったり。それでも最後には、皆さんそれぞれ作品を仕上げて来てくれました。参加した学生さん達は、これで終わらず、是非勉強を続けていって欲しいな、と思います。

僕がWebを始めた頃、インターネットは新しく、カッコイイものであり、その世界で活躍している人はスターであり、いつかはそんな人が生み出すようなものを自分も作りたい、というモチベーションで勉強していた記憶があります。

それから10数年。インターネットは当たり前のインフラになりました。
業界的にはどこに行っても「いい人がいない」という話を聞き、人材ニーズは高いのですが、Webやインタラクティブを職業としてやってみたい、と思う人の数は増えておらず、むしろ減ってきているのではないか、とすら感じます。特に新卒でこの世界に入ってこよう、という人の数はまだまだ少ないな、と感じています。

プログラミング教育、という切り口で行くと今はちょっとしたブームですが、もっともっと多くの学生達に、この世界の楽しさを知ってもらいたいし、やる気のある人には機会を与えたい、ということを数年前から考えています。今回の学生塾プロジェクトがその一助になれば、と思います。

第1期を終えて、色々僕らも学ぶことが多かったし、反省点もあります。
それをしっかり次に繋げていきたいと思います。